検査の付き添いをしました。 ②

10月28日  大腸検査の付き添いをしました。


今回は、2度目ということもあり検査の流れもわかり余裕…・
と、思いきや 波乱の幕開けでした。

 

「大変!! 漏れてる  どうしよう」 と、娘さんからのSOS電話  Σ(゚Д゚)

身障者トイレに直行していただきました。
今回は、思いの他、前夜に飲む下剤の効きが早かった。 (>_<)

慌ただしく処理をして早々に検査着に着替えていただきました。 

お父様を車いすに乗せて採血室、生理検査室、レントゲン室と予定の検査を済ませて内視鏡室に戻りました。

これからが闘いの本番。

 向かう敵は、あのパックに入った2リットルの飲み物です。
においはおいしそうなんだけどなぁ    頑張れ!お父様

闘いのゴングは鳴りました。    さぁ どうだ! お父様

「 寒い 」

確かになんとなく寒いです。((+_+))  お父様は検査着の薄いスカート姿。 
この寒さで、冷たい飲み物は飲めないかもしれない。(-_-;) 

と、思いきや ゴクゴク飲んでくれるではないですか!!  すごいぞお父様。

「いやぁ これは美味い。ありがとう」 と言いながら、乾杯のポーズ。


(。´・ω・)?  ん?   この飲み物、そんなに美味しかったっけ?
お父様、かなり味わって、感謝されながら飲んでるのだけど…・

私と娘さんで恐る恐る一口飲んでみました。

うげぇ~~  (;゚Д゚)  なんだこれは?

決して美味しいと言われるような飲み物ではありません。
舌に重みを感じるような…・   味は薄い塩味です。  
でも、においはさわやかなレモン風味のような美味しそうな感じ。
やはりこれは、冷たいほうがまだ飲めるのかもしれませんね。
これを2リットル近く飲まなければ検査ができない。 (T_T)


お父様は、この飲み物を注がれるたびに「ありがとう」と美味しそうに飲みなさる。
お腹が空いているからでしょうか?  それとも…・
とにかく、お父様 頑張って飲みました。
何事にも感謝の言葉をくださるお父様の姿に感動しながらも娘さんと私は、
いつ次の試練始まるかハラハラドキドキ  

そして、1リットルの線をこえたあたりから便との闘いが始まりました。

アチャ~~ (/ω\) と思えるハプニングを乗り越えました。

この検査をしたことがある方々は凄いです。   
尊敬の域を超えます。

今回お父様は、薬で眠らされ検査を無事終了することができました。
高齢になっても検査するって大変なことですね。
付き添われる方は、未知との遭遇なことばかりで不安になると思います。
でも、数々の試練をこえた方々は強くなる。

二日間付き添わせていただいて、色々勉強させていただきました。

N様、N様のお父様 ありがとうございました。 (^.^)/~~~

その人の人生に耳を傾ける

10月25日宮城県亘理町での「聞き書き人のいる町プロジェクト」に参加しました。
私は、現地参加。 保育士あさみちゃんはZoom参加。

「聞き書き」というのは、語り手の話した言葉をそのまま書き止め、語り手が話しているような文章でまとめられたものです。

その小冊子を手に取りページをひらいてみると…・

縦書きで書かれた行間、文字数が絶妙な文章が。
語り手が語ったそのままの言葉で書かれています。
語り手は、ご自分の若い頃や恋愛話、趣味、地区の伝統芸能について、
戦争の話や震災の話など、色々な経験を語られています。

そのままの言葉を文章にまとめると、あら不思議 (゜o゜)

目で読み取る文章が、自分に語り掛けてきているように思えるのです。
まるで、聞こえてくるかのようではありませんか。 ( 注:幻聴ではありません )
情景までも見えてくるではありませんか。 ( 注:幻覚ではありません (-_-;) )

語り手のご家族であったり、知り合いの方であれば、語り手の方の声、話し方で聞こえてくるかもしれませんね。  (^_^)


この小冊子、飛び出す絵本なみの凄さ。 
いや、それ以上。 ( 注:個人の感想です ( *´艸`) )
想像を超えて五感がくすぐられる本なのです。


語り手の話を引き出すにはテクニックが必要です。

「 うんうん   へーーっ    ほーーっ  それからそれから  それでどうしたの 」
相づちを打って語り手を乗せまくって、沢山話をしてもらいます。


これぞ傾聴の極意。


本にするには、テープ起こしをして文章にして気の遠くなるような作業をしなくてはならないようですが、感動がいっぱい詰まった本になります。 (T_T)

「聞き書き」 すごくいいです‼ 


私も会津でこの活動したいな。  (´▽`*)



主催してくれた宮城県亘理町のNPO法人いちごっこのみなさん、
虹色たんぽぽの家みんなの家のみなさん、
仙台聞き書き隊のみなさん、
講師の、聞き書き学校の天野良平先生ありがとうございました。   
感謝いたします。   
第二回講座よろしくお願いします。   m(__)m

 




穂波の郷クリニックの楽しい仲間たち

何度かご紹介させていただいている宮城県大崎市の穂波の郷クリニックの
楽しい方々についてお話させていただきます。

穂波の郷クリニックは、患者さんだけではなく、老若男女地域の方はもちろん宮城県内外から色んな方が集まってきます。
来るもの拒まず、来たい人は来てください。というスタンスのとっても心の広~いクリニックです。
注:実際に行って見学してみたい方は、事前にクリニックに連絡をして、日にちを決めてから行ってくださいね (^_^)

私の会社の名前は悠(はるか)。
穂波の郷クリニック 緩和ケア支援センターはるか からいただきました。(^_^)v
うちの子どもたちが小さなころから、子連れで何度も通っているので、まるで親戚のような家族のような。  (´▽`*)  
そばにいるだけで分かり合えるような (フランク永井の曲のような WW)
そんな関係です。 (*^_^*)
時々元気をいただきに、車で約3時間かけてクリニックに行きます。

会社スタッフのあさみちゃん(保育士)を連れて穂波ミラクルワールドへ今年も行ってきました。  \(^o^)/

今回の穂波ミラクルワールド  じゃなくて、 穂波の郷クリニックの楽しいお仲間は…・

ジャジャーーン 🎉  この方です‼

岩出山実相寺 ご住職です。 
何とも言えない味のあるお顔してますでしょ ( *´艸`)

このご住職、仏に仕える身でありながらとても破天荒(たぶん)。
破天荒であるが故にぶつかる壁も多く(おそらく)、色々悩むことがあって(じゃないかな?)、アルコールという少しなら薬になり、多ければ害になる魅力的な飲み物にとり憑かれてしまった時代がありました。
この魅力的で魔物のような飲み物にとり憑かれてしまったおかげで、家族崩壊の危機に陥ってしまいそうになったそうです。
その危機にご家族は、檀家さんの何軒かがお世話になった穂波の郷クリニックに助けを求めました。

捨てる神あれば拾う神あり。

ミラクルが起きました! (^_-)-☆
現在は御覧の通り。奇跡の大復活! クリニックやお寺で説法を説いております。 
数々の修羅場を乗り越えたご住職の法話は現実味があって実に面白い。(^○^)

人間は弱いです。  弱いけど強いです。 

(たぶんですが)ご住職は、精神が弱くなってしまった時に誰にも相談できず、アルコールに救いを求めてしまい、そんな自分を悔いて家族だけではなく、色んな人達とも距離をおくようになってしまった。
そのために誰からも必要とされなくなってしまった…
そんなご住職を救ったのは人です。

クリニックのみなさんは、ご住職の話が聴きたいとご住職を必要としました。
人は、必要とされると頑張れるのですね。

人は、人によって傷つけられ、人によって癒される。  

ご住職が、危機から抜け出すことができたのは人との交流だと思いました。
今回も良い学びをいただきました。 
ありがとうございました。 (^o^)/

体の声を聴く。 体に寄り添う。②

Aさんの訪問看護がスタートしました。
末永くよろしくお願いいたします。   _(_^_)_

さて本日のケアの内容は

先ずは、バイタルサインと呼ばれる、体温、脈拍、血圧、酸素飽和濃度の測定からです。
そして、Aさんとの会話の中から次のケア内容を考えます。

「手術した後の傷の痛みと、ドレーンが入っていて緊張しっぱなしだったためか、肩が凝っています。」

わかりました。  今日は、肩と背中のケアをしましょう! 

まずは、足浴をします。 足浴をすると全身が温まりますよ。♨


アロマのバスソルトを入れて,途中たし湯しながら20分ほど足浴をしました。
足浴をしながら、左上肢の太さを測定して、リラックス呼吸、肩回し、手首・頸のストレッチをしました。


アロマの香りが何とも言えない良い香り ♥     

身も心も癒されます。(´▽`*)


使用したオイルは、ゼラニウムとサイプレスです。

そのあとは、首、鎖骨、前胸部、右脇の下、肩関節部のリンパトリートメントをしました。
こちらはご自分でもトリートメントできるように方法を伝えさせていただきました。
Aさんがご自分でできない背部は私が施術しました。

術後の方の場合、普通のマッサージのように強くはできません。
フェザータッチでやさしくやさしく軽~く軽~く滑らせて流してトリートメントします。
そして最後はご自分で手術をされた左上肢と左胸、左側腹部を流していただきました。

リンパ浮腫を予防するのに大切なこと    それは。

ご自分で毎日ケアをすることです。

自分で自分をケアする。
自分の手が自分にとって一番のセラピストです。
自分の手は、どこが痛いか、どのくらいの強さが気持ちいいか、体の調子はどうか体のすべてを知っています。

次の訪問の日までご自分でケアできるようにアロマバスソルトとアロマクリームを作ってお渡ししました。

Aさん、次お会いする日まで、たくさんご自分の体と会話をして、触れあって、癒しあってくださいね。  (^^)/~~~

体の声を聴く。  体に寄り添う。

乳がんの手術をされ、先週末に退院されたばかりのAさんから相談がありました。

「リンパ節郭清したところの皮膚感覚がどーも(-_-;) 下着に触れるとヤスリで擦られている感覚が…・」

手術の傷そのものよりも、脇の下の間隔に悩まされているようです。

「すぐには感覚戻らないけど、そのうち戻るとは言われているのだけど…・」

柔らかいタオルを当てる等アドバイスはうけているようですが、どうしてもその感覚が気になっているようです。

仕方がない…・。  と、あきらめないでください。

確かに、皮膚感覚は一週間そこらでは戻らないと思います。
きっとなにかいい方法があると思います。
皮膚感覚が戻るまで時間がかかることは受け入れてください。
でも、仕方がないとあきらめないで、紛らわすいい方法を考えましょうよ。(^_^)

Aさんと、Aさんにあった方法を二人で色々考えました。
そして、思いついたのが、

脇の下に柔らか~い綿を当てること。

次は材質選びです。
すぐにつぶれてはだめだし。
すぐに綿がバラバラになってはだめだし…・。

色々試しました。

綿は、Aさんが所有していた手芸用の綿にしました。(クッションにいれるやつ)
タオルで包んでは改善にならないので、ティッシュ(柔らかい鼻セレブ)で包んだら、脇の下に充てているうちにボロボロになり (T_T)
そして…・

Aさんが、ストッキングに綿を入れることを考え出しました。\(^o^)/

使い心地はというと…・

良いそうです。  (´▽`*)

Aさんが、自分の体に向き合い、体と会話して、体に寄り添った結果ですね。
良かった 良かった。(*^^)v

寒い日はやっぱり○○

10月も半ばになりました。
最近朝は冷えるようになりましたね。((+_+))
寒い日はやっぱり

お風呂♨

福島県は言わずと知れた温泉天国♥
自宅のお風呂が温泉♨だといいなぁ~

お風呂が温泉ではなくても、自宅のお風呂にゆっくりつかりたいですよね。(*´▽`*)

夏に右肩を骨折して支援に入らせていただいたご婦人は、両膝を手術されています。
右膝の曲がりが悪く、ご自宅の浴槽が古くて深いためにお独りで入るのが不安で、ここ数年浴槽に入っていなかったそうです。

独りだから浴槽から出られなくなった場合を考えて入れなかったのですね…・

大丈夫です。  
履いてますよ (古っ!) じゃなくて 入れます。(^_^)v

9月の頭にご婦人と入浴のシュミレーションをしました。
どこにつかまれば入り易いか。  どんな補助道具があればよいか。
福祉用具のカタログを一緒に見ながらあーだこーだと。


だいたいの見当をつけて包括の担当者へ連絡し、
そして数日後に包括の担当者、福祉用具担当者と現物を設置してみてのシュミレーションをしました。

そして現在は、

あったか~いお風呂を楽しまれています。\(^o^)/

株式会社 悠 は、利用者様お一人お一人にあった生活方法を利用者様と一緒に考え提案し、地域の介護関係者におつなぎいたします。


ライフサポート畑作りの様子

足が痛み、お庭に出られなくなったS様とは、
作業の様子のビフォー⇒アフターを携帯電話で写真を撮り、必ず見ていただいています。
今回も写真をお見せし、芽が出た様子を確認していただき
”ありがとう!” ”こちらこそありがとうございます!!”
と、二人で大喜びをしました(^▽^)/

今回のはるか通信では、畑を耕してから芽が出るまでの写真を掲載しました。
ぜひご覧ください(^^)



穂波の郷クリニック~紹介編②~

今回はほなみ劇団について語ります。

ほなみ劇団というのは、穂波の郷クリニックの特設劇団です。
俳優さんたちは、在宅緩和ケアで訪問されている患者さん、そのご家族、以前訪問を受けていた患者さんのご家族、ボランティアの方々、地域の方々です。
専属俳優はいません。

その場その時に居合わせた方々が俳優になります。

穂波の郷クリニックには【緩和ケアコーディネーター】と呼ばれる方々がいます。
この方々が、患者さんのご自宅を何度も訪問し、対話(つぶやき)や、その方の生活環境、人間関係から見えてきたことに焦点をあてて、その患者さんが最後の時をどう過ごすか、その人らしく過ごせるようにするにはどうすればよいか患者さんを取り巻く方々と考え、ほなみ劇団のオリジナルシナリオが作られていきます。

その人の人生そのものが、劇のストーリーになります。

劇は、童話に例えられたりもします。
これまでに数々の劇が上演されてきました。
どれも再演不可能な一回限りの上演。
その劇、は見た人々の心に深く刻まれます。

最高のストーリー 最高の劇。  

そして俳優たちの最高の笑顔。

穂波の郷クリニックには日々ドラマがあります。

株式会社悠も頑張ります。\(^o^)/



 

悠 ~はるか~ ができること

先日とあるところから問い合せがありました。

「介護保険のサービスが入るまでインシュリンの注射の対応できますか?」

できますよ。👍

悠の社長は看護師です。(*^_^*)
家族が在宅療養に向けて病院で指導される
痰吸引  胃ろうの管理  血統測定  インシュリン注射  点滴管理
褥瘡処置 などなど
医師の指示がなくても家族ができる医療行為代行できます。

退院にむけてご家族は様々な医療技術を指導されます。
がしかし…・

いざ自宅に帰るとなかなかうまくできない(>_<)

それはそうですよね。
私たち看護師も初めからうまくできないですよ。 
たくさん場数をこなして色んなケースを見ているのです。
看護学生の時の実習で経験できるのは数少ないです。
看護師として働くようになって、たくさん経験して場数をこなしてコツをつかんでいくのです。

初めは皆さん怖がります。(;゚Д゚)
だって、人様の体に針を刺したり、鼻や口からチューブをつっこんだりするのですから。

長く介護をされている方は、その方なりに色々経験、研究して最適な方法を生み出しています。
関心するくらいお上手です。
看護学校で技術を学びますが、結局その技術もどこかの誰かの経験から生み出された方法なのですね。

経験に勝るものなし

ですね。(^_^)v

私たちができること。   それは、

その方に合った方法を一緒に考えて継続できるようにすること。

実施しなければならない方が実施できなければ入退院を繰り返すようになります。
ご自宅での療養生活を継続していただきたいです。

代行もできますが、入院中の外泊、退院後間もない方の介護・医療技術のフォローとして支援に入ることも可能です。(^o^)/

  

検査の付き添いをしました

 先日「認知症の父の大腸検査の付き添いが不安」と相談された方の依頼で丸々一日病院の検査室、外来待合室でご依頼主の娘さんとお父様と過ごしました。

大腸の検査は、前処置があります。
前日の夜、施設で2種類の下剤を内服し、当日病院で2Lの飲み物を飲みます。

これが大変  (;^_^A ・・・ お酒なら飲めるのに…・(^_^;)  

飲み物が冷たい…・   なかなか飲み進められないのですこれが。
考えた方法が、

おちょこのお酒を飲むように少しずつ飲む。

この方法で薬2時間かけて1500㎖以上飲みました。
お父様頑張りました。👏

試練はそのあとも続きます。
次の試練はというと…・        

便との闘いです。  

お父様は認知症です。
そのお父様は歩行はできますが、尿意、便意を伝えられないのです。(>_<)
もし、サインを見逃したら…・

恐ろしいことになる。Σ(゚Д゚)

娘さんはこのことを一番心配していたんですね。
娘さんと二人三脚。      見事、余計な汚染をすることなく乗り切りました。
長時間頑張りました。
一日三人で過ごし、娘さんとたくさんお話しました。
お話をしながら思ったことが、

介護する家族も支え、支援が必要だということ。

保険外サービスならできることたくさんあります。
ケアを受ける本人様以外にご家族のために動くこともできます。
娘さんから嬉しいお言葉をいただきました。

「はるかさんがあってよかった。一人では無理だった。 ありがとう」

泣けますね。(T_T)   こちらこそありがとうです。
この 「 ありがとう 」 の言葉に支えられています。

そしてお父様はというと…・

検査近くまでおとなしくされていたのに、動きが活発になり検査室で大暴れして
検査中断となりました。
数週間後にやり直しです。     トホホ(>_<)